いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

7月16日 徳島2日目 阿波十郎兵衛屋敷

 

夜半からぽつぽつと降りだしてました。

台風迫る。

 

本格的な台風上陸の前に

瀬戸大橋を渡っておきたい

でも観光はしときたい。

 

シャワー浴びて

とにかく出発。

 

8時半に徳島県立阿波十郎兵衛屋敷に到着。

人形浄瑠璃の上演を観る余裕はないけど

お屋敷好きです。

 

建築と資材に興味アリ。

 

開館は9時半からとのことですが

こころよく通してくださり、

丁寧にこの土地の事、文化のこと

ご説明くださる。

 

 

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お弓

 

阿波商人は大阪などで豪遊したらしく

浄瑠璃界ではいつも悪人役。

けれども

「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」は

母娘の情けを描いている

悲しいお話。

 

阿波ではこればっかり上演されるのだとか。

 

阿波でとれる藍は

毎年吉野川が運んでくる

肥沃な土壌に育つため、

とてもとても品質が良く

他地域産と比べ物にならぬ程。

 

ずいぶんと藍玉の出荷で儲けたそうです。

 

それでこのような芸能に費やす余裕があったのですね。

 

 

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お庭のプランターで育てられていた蓼藍。

 

葉が厚くて大きくて

元気。

 

 南北の山に挟まれた吉野川

地の利、自然の恵み。

産業の利と生活の知恵についてなどなど、

とても、とても、お話面白く、

私はすっかり阿波文化の虜に、、、

 

 

 

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鶴亀の庭

石と緑が美しい。

 

 

ちらりと覗いた売店も素敵そうなので

開けていただく。

 

えっ????

ビックリ!!!

 

そんじょそこらの土産物店やミュージアムショップとは

格、違いすぎ!!!

 

どれもこれも欲しいものだらけで

困ったっ。

 

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あぁ、、この写真ではお伝えできていませんね、、、

残念、、、

 

 

かつては一般の業者さんにお店を任せていたのを

去年から、

NPO法人阿波農村舞台の会が運営するようになったとか。

それで、地元と浄瑠璃に関係する

本当に良いものを置くようになったようです。

 

藍染のショールなんか

素材も発色も断然違いますから!!!!

 

私も染をかじっていた者ですが、

藍染は下手がやると

グレーっぽく発色したりして

難しいです。

 

化学藍を入れた発色も

んーーーーーーー、、、安っぽい。

 

この後、藍の観光施設に寄ったのですが、

おばちゃんテイストの雑貨がわんさか置いてあって

ダメでした。

確かに買える金額っていうのは

大切ではあるけれど、、、、

 

 

 

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この梅が採れる神山は

徳島市から車で一時間ほどの

山の中の村落で

今も農村舞台が多数現存しており、

公演も行われているそうです。

 

この他

吉野川じょうるりクルーズ

なんてイベントもあるそうで、

かなり本気でまた来るつもりになっています。

 

 

 

 ここを出てほど近くに

小松海水浴場があるので

海を見に行く。

 

鳴門、見にいけなくなったから、、、

 

 

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台風来てます。

 

 

この後、

藍住町に寄って駆け足で藍染について見学して、

高速のって香川のうどん屋に寄って、

ぎりぎりセーフな感じで

瀬戸大橋を渡りました。

 

大雨と強風で50キロ制限。

横風にあおられ

ハンドルとられながらも

無事広島に帰ってこれて

良かった、、、

 

 

徳島、また行きたい。

やり残したことが

たくさんです。