いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

火を操るのは難しい

 

明け方からテンション高かった。

 

薪ストーブの炉内で料理することを想像して

料理には何のハーブを入れようか、

どんな方法で何を使って、

あの鍋はどこにしまってあったか、

 

つらつら考えて目が冴えるので

とりあえず起きてパン焼く。

 

 

 

普段なら土曜日は、介護の仕事が2件入っているのですが、

この日は偶然どちらもキャンセル!

やったーーーー

自由な土曜日だーー!!!

 

という訳で、今日もイノシシ関連の仕事を続ける。

 

 

 

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骨のスープ。

 

すっかり肉と骨がはずれ

とろみのある汁になっています。

 

骨をはずし

くずくずの肉を取り出し

いろんなカレー系スパイスで味付けして

 

 

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パンにのっけて食べる。

 

こりゃ、すごーーーーくおいしい。

骨周りの肉の味にカレー風味がよく合う

酢もクミンシードも入れたから

さわやか~~

 

スープの方は小分けして冷凍保存。

 

 

 

昼過ぎからスペアリブをマリネする。

 

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セロリ、玉ねぎ、にんじんに白ワイン。

粗びき黒コショウ、キャラウェイシード、オレガノに塩。

いい加減

テキトーに、こんな感じ?で

 

ラップをかけておいて買い物に出る。

ローズマリーオレガノホールのみじんぎりと

パルミジャーノを買いに。

今日は棒パン作るのだ。

 

リコさんのブログはブックマーク貼り付けできないのかしら?

そこで目にして

前々から作ってみたかった、棒パン。

 

 

 

買い物から帰って来て、必要な道具を探す。

鋳物のすき焼き鍋とか、焼き肉用鉄板とか

鉄でできたものが好きです。

 

だから

普段は、まず使わないけれど

捨てずにとってある。

 

案の定錆さび、ネトネトなので

熱い湯使って、スポンジたわしでこすって、洗って

油を塗って、準備OK。

 

 

5時過ぎより、調理開始。

薪ストーブにも火を入れる。

 

肉が少ない気がしたので

目と上顎のあいだの肉、それとヒレも加えることにした。

買ったばかりのローズマリーもマリネに追加する。

 

ラップを開けて、肉をひっくり返す度に

良い香りが立ち昇る

成功を予感させる匂いだー。

 

 

 

棒パンのたねは

強力粉、バター、オリーブオイル、塩

混ぜるのは

ペストジェノベーゼローズマリーオレガノ

そして、お高いパルミジャーノ!

 

 

たくさんの薪が燃えて

燠がたくさんできたので

まずは、棒パン投入。

 

 

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写真を撮っている間に

みるみるふくれて

みるみるうちに焦げていく。

 

あわてて取り出したけど、

焦げ焦げ~~~~

 

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これは上側だからまだ救われてるけど

下側は炭、です。

 

この燠の状態だと熱すぎるんだね。

下火が暴力的に強くて、

5分くらいでも、鋳物の鉄板通してても

がりがりに炭にしてしまう。

 

電気オーブンと違って

炉の戸をしばらく開けていたって

全然ヘーキなくらいの火の力。

 

感服致しました。

 

 

少し、燠の色が落ち着くのを待って

スペアリブを投入。

 

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底にキャベツをひいて、

マリネとは別に塩しておいたジャガイモも入れて。

 

戸を閉めてしまえば

まだ火があるのかな?くらいの見え方だけど

これでじっくり肉を焼いていく。

 

今度は焦がしちゃなんないと

どきどきで

 

時々、戸を開けて音を聞いたり

焦げないように、少々湯を加えたり。

 

いよいよ焼けてきたら

エリンギとパプリカも追加して。

 

 

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できたーーーっ。

 

すでにつつかれた後なので

スペアリブが私の分しかのってませんが、

大好評のおいしさでした。

 

目の周りの肉が絶品だった。

 

焦げた棒パンでさえも大好評。

 

ほぼ消えそうな燠の上で

もう一度棒パンを焼きました。

 

今度は弱火で、

長めに炉内に置いているために、乾燥して、

普通に売っているグリッシーニのように

カリカリの焼き上がりになった。

 

やっぱり下火が強いので

途中で上下を返すこと、

鉄板の余熱でもじゅうぶん加熱がすすむこと、などが

わかりました。

 

火を操るのは難しいけど

すごく魅力的な仕事。

大好きです。

 

原始的な生活に必要とされる能力だよなー。

 

 

自分の縄張りで捕った

野生の肉を食べたこと。

 

火の中で調理をしたこと。

 

どちらも初めてのこと、

暮らしの中でやってみたかったことができて、

 

非常に満足。