いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

素敵!メーヴェが飛ぶなんて!

 

f:id:nyonya-c:20150521192302j:plain

 

 

とっても素敵な本でした。

 

この表紙の無尾翼機

メディアアーティストの八谷さんが企画して

とっても素敵な協力者達の面々を得て

実現したものですって。

 

実際に飛んでいる姿はこちら

 


2014年9月 風の谷のナウシカの「メーヴェ」モデルM-02J テストフライト2 - YouTube

 

乗っているのは八谷さんご自身。

本当はナウシカのような女の子に乗ってもらいたかったんだけど

ジェットエンジンを搭載しているので

万が一の危険を考え、ご自分が乗ることにされたそうです。

 

このためにハンググライダーやトライク、

カポエイラまで習ってボディバランスを強化!!

もうすぐ40代にさしかかろうか、という頃に、スゴイ。

 

知っている人は知っているのでしょうが

私はこの本で初めて八谷さんという人を知りました。

ポストペットを開発した人!

やっぱ発想が違うや、センスいいんだね。

 

でも、もともとアーティストになるつもりで生きてきた人ではなく、

面白いね、と思うことをやってきたらこうなった、ってことらしい。

人生ってそーゆうもの?かもしれぬ。

 

イメージの中のモノをそのイメージを損なうことなく

かつ、現実に飛行できるものとして作り上げ、

マネタイズまで!!

舌をまくたーこのことだ。

 

ホンット、考えたことをお金にするって

難しいです、、、

 

空想上の飛行機を実現化したのは多分メーヴェだけだろう

と、仰いますが

例え100人が実現していたとしても

すごくハードルの高いこと、その価値は変わらない。

どうしてもこれを作りたいという気持ちに共感し、

ナウシカの飛行するシーンなんかも思い出したりして

何度も人前でうるうるときていまいました。

これは仕事の空き時間に読んでたんですけどね。

 

Youtubeを見て、正直なところ

ナウシカの、あの、自由に飛行する姿は

やっぱアニメーションならではのものだよなーーー

と思ったんだけどね、しょうがないです。

宮崎駿の描く乗り物はどれもいきいきしすぎてる。

 

 

私は絵が好きでアートに近づいて、その良さが分からなくなって

道に迷った人間です。

でも、ハードの技術も好き。

技術の結晶がアーティスティックな美しさを生む、

というのがもっとも共感するところかもしれない。

このメーヴェはその結晶化がとてもとても美しくできたもの。

 

このバランスがたまらなく良い。

 

 

 

ところで、プロフィール写真がやっと反映されるようになったのですが、

なんだか戦前子供か妖怪のようで、、、、

こんなのをお邪魔した方々のところに貼って行ってスイマセン。

 

私の祖父が撮ってくれて

アルバムに貼っていてくれていたものなんです。

彼はエンジニアで

死ぬ時まで私の今の小屋で暮らしていました。

 

小屋の整理をするのに、彼の残した日常の筆記用具類を見ると

お菓子の缶の中に、ぴっちりと、

製図を引くための定規やコンパス、鉛筆、などなど

本当に美しく並んでいました。

 

風立ちぬ、や、大和ミュージアムへと話が飛躍しそうなので

それはまたいつか。

 

 

なにしろ、メーヴェが飛んだ!!

大人のための大人だからこそのプロジェクト、

うきうきさせていただきました。