いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

※閲覧注意※ 赤い生肉の写真あり

 

前回からの続き

 

家に帰って

車のトランクを開放して

とりあえず、寒風に肉をさらしておく。

 

まずトイレに行き

インスタントラーメン、キムチと卵入りを作り

食べ、

バナナも食べ

缶ビール開けて、なんとか落ち着く。

 

ふぅーーーー

さあ、これから肉の仕分けに入ります。

 

 

今回、解体作業を行ったのは

M氏、仲間2名そして私。

なので、肉は4人で山分けです。

 

首長であるM氏が

どかっ どかっ と、

各人の前に肉を分け盛っていく。

なんか、原始的共同体みたいな感じ。

 

公平に分けた他に、私用には

豚足部分全部と骨髄、

肉から外したあばら骨や肩甲骨を足してくれた。

内臓は誰もいらない、というので

もったいないから心臓だけもらってきた。

 

とにかく骨は集めてスープにする。

あばら骨には結構肉が残っているし

どこか、軟骨の部分も一緒に集めて鍋いっぱいいっぱい。

 

 

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薪ストーブの上にのっける。

 

 

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こちらは8本ある豚足部分。

所謂中華の豚足のようにコラーゲンだらけではなく、

しっかり肉がしまって、脂が少ない、

非常に筋肉質。

 

   ↑ これは、スネですね。(追記)

 

これには、塩コショウをしておいて

赤ワインと黒砂糖を加えて煮る。

柔らかくなったら、デミグラスソースを加える予定にて

こいつも寸胴に入れて薪ストーブ上に、どんっ。

 

 

 

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お次はスペアリブ。

首の後ろから大腿との境目までの長さ

幅は腹中心から背中心までがつながっている。

 

 

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こうやって食べるといいよ、という

M氏のおすすめに従って

なんだかこじゃれたレストランで出てくる風に切り分ける。

 

これに塩胡椒してチルドへ。

 

これは後日、ゴロゴロに切った野菜と一緒に

白ワインでマリネしてオーブン焼きにする予定。

 

あばら以外の部分と大腿の肉は

料理一回分ずつの塊に切り分け

(何グラムだろう?こぶし2つ分くらい)

ラップをして部位名を書いたジップロックに入れて冷凍庫へ。

 

脊髄は脊髄で集めて冷凍庫へ。

これは、インドネシア料理のトンセン風にしようと思う。

 

心臓はチルドへ。

串焼きか?

ほほ肉とか内ロースもチルドへ。

もう、どう料理するかは、後で考えよう。

切れ端などの半端な肉を集めて、小さめに切って

酒だけでざっと炒め煮にして

とん汁の材料として小分けに使うために冷蔵庫に。

と、とりあえず仕分けした。

 

切り分け作業に使ったのはコレ、

 

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ナイフです。

ネットで鍬を注文した時に

送料無料にするために抱き合わせで買った

無料ラインをだいぶ超えるお値段であった

その時は何に使うか想像していなかった

ナイフ。

 

次回の解体作業はこれ持って参戦します。

 

普段から肉の加工に慣れた食生活をしている訳でないから、

ヨーロッパ人からみれば

あぁあぁ、それはそうするんじゃなくって、

やぁやぁ、それにはこのハーブ使うんだって、

っちゅーの満載だろう。

 

しかし、とにかく、捕らえられたイノシシが無駄にならぬよう

この日、ありったけの経験を絞り出して作業を行う。

 

 

そして、すべてが片付いたときは

夕方、5時。

 

やった、終わったど、

あーーーしんどーーーー

 

 

 

しかし、こうやってあわてなくても

しっかり絞ったタオルで肉を巻いて

一晩冷蔵庫で寝かしてから切り分けていけばいいんですって。

 

あ、そう

 

今回はバタバタで、

入れ物や保存用具の準備をしておらず

肝臓や鼻や耳や小腸を捨ててしまったけれど

次回はちゃんともらってきて下ごしらえしよう。

 

新大久保の台湾料理屋では、よく豚の鼻や耳食べた

ビールのおつまみにぴったり!

 

冷凍庫を買って

一年中、イノシシ肉を食べられるようにしたり、

イベントでシシ鍋出したりしてみたいなーー

とかとか

野望がむくむく湧いてます。

 

しかし

疲れた