いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

キリスト教理解は難解

 

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去年末から私の心を鷲掴みにしているのは

小室直樹先生のものの見方。

 

「日本人のための宗教原論」を読みました。

 

 この本の中では4つの主だった宗教について解説されていますが

なにより重要で、

先生が最も力説されているのはキリスト教についてでしょう。

 

なんといってもキリスト教

「全世界を包み込むほどのエクスタシーを発散し、

資本主義とデモクラシーと近代法を生んだ。」

のですから。

 

そして、

「宗教、このうえもなく恐ろしいもの」

としてのキリスト教

 

神がそうしろと言われれば

異教徒は皆殺しにすべし。

という理論はどうにも理解できないのだけど

あちらさんにしてみれば

神との契約を破ることのほうが恐ろしい所業である、

とのこと。

 

わからん。

 

これは、日本人でキリスト者であると自任してる人でも

わかってない、

と、小室先生。

 

 

しかし、先生が何度も仰るので

この現代世界がプロテスタントの予定説という考えから生まれたこと。

神との契約という考え方をベースとして

社会契約に発展させるということができていないから

この国の民主主義は機能しないのだ、

ということはわかった。

 

機能しないばかりか

壊れそうです。と。

 

でも、どうすりゃいいの?

だって、私達

頭の中は悲しいほどにドメスティック。

 

 

 で、今は「日本教社会学」を読み進めています。

 

これは、自分で気づくことは難しいけど

言われてみれば、

アハハ、あるある日本社会だよねー、って。

 

ま、笑ってられないけど。

 

これって、原発事故で誰~~も責任とらない

という不思議にもつながるオハナシ。

 

 

次の本は佐藤優さんの「世界史の極意」、控えてます。

これは結構新しい、

去年の一月に出された本ですね。

 

佐藤さんは神学を専攻していて

刑務所でも聖書を毎日読んでいたそうです。

 

と、「国家の罠」で読んだのですが、

その時は

へぇ~~~~、神学ぅ?今どき?

と時代遅れみたいに感じたのだけど

こうやって、小室先生の理論を読むと

 

ハッ!!!

佐藤さんは神学がわかるから

外国人と話が通じるし

分析官なんてやってられたのね!!!

 

と、納得。

 

歴史と宗教理解をベースにして

これからの世界がどうなっていくのか

を説いた書のようです。

 

 

わからないことは

わからないままに読み進めます。

 

ではでは