いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

この人面白そう、と思う

 

テンペの賞味期限を出してもらおうと

食品検査センターへ電話をかける。

 

大豆発酵食品であるテンペが

どのような食品であるかを説明する。

 

「検査お急ぎですか?

たくさん聞きたいことがあるのですが」

 

「発酵食品は難しくて、どのようなものか

私もたくさんお話ししたいのですが。」

 

と、言いながらもいろいろと説明してくれる。

日本の大豆発酵食品はそのほとんどが乳酸菌の働きによるものだが、

韓国のスンドゥブチゲなどは結構がほうきんがいたりするので

よく調べなくてはならない。

テンペ菌とは何なのか、それをどうていして、

 

がほうきん?

どうてい?

なんじゃそれは?

 

電話ではなかなか難しそうではあるけれど

結構、わかりやすく説明してくれた。で、

 

「私これから出なくてなりませんので」

 

なんだー、早く言ってくれれば手短にすませたものをーー

詳しくは会ってお話しお聞きいたしましょう、

ということで、アポイントとって電話を置く。

 

わわわー、この担当者面白そうですよー、

素人相手に菌というものを知ってもらおうという姿勢が見える。

いや、保健関係だから食中毒に過敏なだけかも?

研究者肌だなー、きっと。

 

電話を切ってから

芽胞菌とか同定とかネット検索して

ほーほー、そーゆうことね、と納得す。

 

専門の方にお話を伺うのが好きです。

読むだけでは、へー、で終わることも

話を聞くとその人の熱意や興味と一緒に

スポッ、と丸ごと知識が入ってくる。

 

むかーし、まだ私がお姉さんだった頃、

物理系の男子に研究者の期待に応える分子の話し(確か)を聞いたの、

すごく面白かった。

 

自分が決して行うはずのない方面の話しを

専門家から聞くって、とっても贅沢。

 

食品検査センターに行くのが楽しみです。