民宿洸洋庄の縁側を開けると
目の前は漁港
縁側で寝ていた私は
暗いうちから海へ出ていく船の音を聞いていた
朝日が昇る
テトラポットの割れ目萌え
島の緑が濃い
生命力が立ち昇ってるみたい
崩れた見張り小屋かしら
穴から港を覗く
寄り添う木の
とおせんぼ
カラカラに乾いて
砂漠の花みたい
ここの防波堤は
いろんなでっかい石を
コンクリートで固めて造られている
コンクリートの中には
レンガや磁器のかけら
印判だよね
苔とコラボ
ガラスが入って
宝石みたい
これは、海砂を使って
セメント練ってるよねー
去年、江田島へ行った時もそうだったんだけど
浜にたくさん青絵磁器のかけらが落ちているのです。
手描きらしいものアリ、
皿を作った土が荒くて
どう見ても工業製品でない物アリ、
印判やプリントの新しいものもあるのだけれど
村上水軍がどっかからかっさらってきたものの
船が沈没して海底に沈んだ
お宝のかけらなんじゃないか?
と、勝手に妄想。
それとも、
ここら辺では割れた皿を海に投げる習慣でもあるのか?
どなたかご存じの方
いらっしゃったら教えてください。
とまれ、
大好きな割れ磁器拾い。
私の中ではいつまでも
水軍伝説で押し通しておく。