いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

気楽~道楽~

 

仕事は入ってこないのだが

ちょこちょこと忙しい10月始め。

午前中は日本語ボランティア

お昼は広島にたま~に来る友達とランチ。

 

日本語ボランティアといっても

今のところ何か教材を使ってやってないので

ひとつテーマを決めて、

それに関して彼女が家で作ってきた文章を

私が適切な文にする。

普通こういう言い回しするよ、とか

こんな単語に入れ替えて違う文章作れるよ、とか、適当に。

他、生活相談とかね。

で、あとはおしゃべり。

 

おしゃべりからは日本で手に入る書かれた媒体には見られない、

日常使いのジャワ語のニュアンスある単語を得たりしてありがたい。

その上、昨日は旦那が出張から帰ってきた、ってことで

お土産までいただく~~

 

 

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この右の黒っぽいのはテンペを甘い醤油で味付けて炒めたもの。

その左隣はジャガイモを、これも甘辛に味付けて揚げたもの。

このクドさ!懐かしいジャワの味、嬉しいーーーっ!!

 

 

 

その後、懐かしい友達とランチしてこちらからもプレゼントもらう。

これは私がアイディアを出した物が商品化されたから、って彼女の売り物頂く。

わーーい、わーーい

商品化のきっかけを作れて嬉しいー

もらいものするのも嬉しいー、ありがとう。

 

 

この日、彼女からもらったのはもう一つ、

「道楽」という言葉。

彼女はホメオパシーが天職だと言い、でもそれで食べてはいけない、

しかし、時間もお金もずいぶんつぎこんでいる。

で、「もうさ、これは道楽だからさ~、って言ってんのよ」だと。

 

道楽! いいねぇ、その言葉の響き。

 

丁度、数日前に樹木希林さんの追悼番組を見ていて

普請道楽、という言葉を耳にして気になっていたのよ。

 

あ、私の小屋作りって普請道楽のひとつかも? って。

だったら、服やバティックを作ったり、作らなかったりすることも

道楽なんじゃないの?  ってね。

 

道楽って、

他人からみたら役にも立たないことにふける事。

お金を使うばかりで儲けることのない事。

にも拘らず、当人が楽しそうにしていて

なんかケシカラン感じのすること、でしょうか。

 

自分が、この楽しさが何かの役に立ったり

生活が良くなったり

ましてやお金がもらえて、人から称賛される域に達しないといけない

って考えに囚われていたと言う事に

ちょっと驚く。

 

道楽でいいじゃん。

 

そして、道楽という言葉をググってみれば

もとは仏教用語であり、「仏道を極める」という意味であるのだと!!!

驚いた!

そして、以下のような文章に出会う。

 

夏目漱石 道楽と職業

 

あはははーーー面白かった。

なんかすっとした。

なんとなーく思っていたこと、おかしいなーー?って思ってた事を

夏目先生が楽しい語り口で講演されていた。

 

あははーー

私も、「一も二もなく道楽本位に生活する人間」のはしくれとして

このまま楽しく気楽に生きていきますわ~

 

道楽者万歳!!!