いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

浮気なドライブ

 

 

一気に寒くなりました。

すでにドカ雪で大変なことになっている地域あり、

ちょっとこの冬は覚悟して挑まなくては、ですね。

 

 

 今日のお話はちょっと前のこと、

あれは、まだ

秋の光の美しい良く晴れた日のこと。

 

田舎に移住した友達が

どんな暮らしをしているのかを

見に行くことにしました。

 

そこではカフェやギャラリーもしていて

しかも今はバティック展をやっている、というので

それを視察して、

ついでに温泉に寄っちゃおう、という計画です。

 

 

美しい秋の日差しがきらきらと、

色づいた葉っぱがちらちらと舞う中

マーチで細い川沿いの田舎道を走る。

とってーーも楽しいドライブ。

でも、

私のこころはジャンボくんにあった。

 

ダイハツハイゼットジャンボくん。

 

キャビンの天井に棚を付けようかどうしようか

購入資金どうしようか

荷台に付けるテントの骨格になに使おうか

やっぱり色はカーキが一番いいのかなー

2台もちだと車検とか、冬タイヤとか痛いなー

税金はどうなるんだろうとかとか、

 

とにかく、は、と気づけば

ジャンボくんのこと考えちゃってるんだよね~~

 

 

ナビに言われるまま

なーーんにもない道を走りつづけ

トイレに行きたくなったのに

沿道にはコンビニもなーーんにもない

 

来たことない場所だから予測もたたず、

とにかくトイレに行きたい、と体は頼みつつ

しかし頭はジャンボくん妄想しつつ

止まる所もないので車進めていくと

ダイハツのお店があった!!!

トイレ貸してもらえるかも!!

ついでにジャンボくんのカタログもらおう~っと☆

 

店の前でハンドルをきったら

そこには ジャンボくんがいた。

 

 

f:id:nyonya-c:20201220082305j:plain

 

うわっ、、やっぱカッコイイ!

この目で現物見たのはじめて♡

 

とりあえずトイレ貸してください、とお願いし、

それからこの車が欲しいのでカタログください、

ともお願いしつつトイレへ急ぐ。

 

急ぎトイレから出て来て

早速ジャンボくんを見に行く

 

 

f:id:nyonya-c:20201220083624j:plain

 

わぁ~~~い 後ろ姿カッコイイ~

いろんなもの積めそう

ゆうゆう転がって夜空眺めたり楽しそう~

 

実はこれは売り物ではなく

ここのオーナーさんの車だったのですが

そうとは知らず、

ドア開けてキャビンがっつりと覗きました。

 

住んでいるのは遠いところなので

ここで買わないとは思うんだけど、とお伝えしたのですが、

カタログをくださり、いろいろ説明してくださり、コーヒーいただき、

見積りまでプリントしてくださって

「やっぱりカーキ色が一番かっこいいですよね~」とか

アクセサリーの話などをきゃっきゃと楽しむ。

 

「今日はどんな用事でこちらに?」

これこれしかしか話していたら

オーナーさんは友達の事を知っており、

しかもここからその家は遠くない、とのことで

「では、乗ってみますか?

その家の前を通ってドライブしましょう」

試乗までさせてくださった!!!

 

 

とて~もドキドキと嬉しかったんだけど、

結果から言うと

思ってたのと違った。

 

運転用メガネを置き忘れてしまって

視界が悪いせいだろうけど

運転しづらくてスピード出せずパワー出せず

がたがたして路面をお尻に感じるし

乗り心地良いとは言えなかった

慣れてないせいも大きいけど。

 

多分、思い込みが激しすぎたんだよね~

ワタシあるあるなんだよね~、これって

いい!と思うとドン走りしちゃうのって

 

わ、すごく気の合いそうな人だわ好みだわ

と思って会ってみたら

アレ?なんか話合わないぞ?

みたいな

ん?ちょっとノリ軽くない?

みたいな

 

 

「ありがとうございました」

と、お店を後にして走るマーチが

とてーも乗り心地の良い車に感じられた。

 

ごめんね、マーチ

下取ってもらおうとして

古すぎて下取ってもらえんかったけど

 

あなたが廃車になるまで私が乗ります。

いつまでも。

 

 

ジャンボくんをあきらめた訳ではないけどね。