いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

東京クルド

 

 

「日本というのは、そもそも、

国土狭小・人口過多・資源貧困・単一民族の国なのだから、

難民受入の基本的な条件が整っていないのは当然である。

また、 我が国は日本人だけで非常に高度の和と能率が維持される国に

仕上がっているのだから、自ら好んで外国人を招き寄せて

この調和のとれた環境を破壊することは避けなければならない。

ただ、国際社会の声を全く無視又は軽視した印象を与えるわけにもいかないから、

その限りではある程度の対症療法的な措置は採らざるをえない。

こうした意味から、日本の対応策は、国外難民に対する財政援助を柱として、

国内にいる難民についてもある程度の手当てをすれば、

それで一応は十分なのではなかろうか。」

法務省「研修教材 出入国管理及び難民認定法Ⅳ(難民認定)」1988年

東京クルド映画パンフレットより引用

 

 

 何度読んでも味わい深いですなぁ~~

どこを噛んでもじゅるじゅる味が出る

後味もスゲー長引くわーー

  

映画上映後のトークで、

パンフレットに印刷されたこの部分を

監督が読み聞かせてくれた。

その時は「あらあら、正直だこと」と、

笑いがでちゃったのだが

後から あとから じわじわと来ている。

ぞ、ぞ、ぞぉーーーっと きてる。

 

 

 

横川シネマで映画「東京クルド」を観てきました。

映画鑑賞後に日向史有監督のトークがあるという2度おいしい回。

いつも貴重な上映会をありがとうございます。

 

映像は5年以上かけて撮影されているが、

ずっと撮りっぱなしだったわけでもなく

最初からこういった内容にする企画で撮ったわけでもなく

たくさんの偶然が重なり、時間を経たことで、

映画としての十分なふくらみとまとまりをもった。

 

 

日本は上に引用したホンネをもつ国なのだね。

まだ鎖国してたっけか?

あ、バブル方式ってのが開発されてたんだっけか?

 

あたしゃ高度に仕上げられたくないし

周りの印象気にしてそうでないフリしたくないし

能率的に生きれないです。

 

なので、かつては苦痛で息苦しくて

逃げ出したんですけどね。

 

そんな国ですが、母語で情報がとれ、労働しお金を得ることができ、

居住することに許可が要らないので舞い戻ってきました。

まぁ、年取って融通きくように成長したのは良かった。

自分の生まれた国でこうやって日常をおくれるのは

本当に運が良かった。

 

 

 

 

書きたい事、心の中から出したい事

映画の内容だけでなく

私自身の経験したことも含めて

いろいろとあるけれど

書く技量がおっつかない。

 

横川シネマでは他にも

胸がつぶれそうなドキュメンタリー映画を観てるのだが

書きたくてもうまく書けない。

 

東京クルドもそうやって記事にできずにいそうだから 

取り敢えず、冒頭の文章だけでもご紹介したく

今日はこんなところでアップロード。

 

 

 


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