ピタパン焼こう、と目覚めて思う。
もうここ1ヶ月くらい「平パン焼きたい、平パン焼きたい、」
と思いくすぶり続けていたんだった。
これに手作りのパンチェッタとか、
ソーセージみたいなのをはさむのが理想のかたち。
それはないけど
友達が作った美味しいアンチョビがある。
これ、
塩加減からすぎず、薄すぎず、でも塩がはっきり効いてて
イワシの身に粘りがあって美味。
水切りヨーグルト作ったから
このホエーをパン種に使う、っていうのも
やってみたかったことの一つ。
先日のアラブ料理の集まりで、
「シリアではご飯はお昼にしか食べません。
朝と夜はパンを食べます。」
と、指導くださったシリアの方が話されていた。
それで、
昨夜はシリア料理ってどんなの?
と、つらつら検索サーフィンしてみれば、
なんと、日本で一般にピタパンと言われているのって
シリア発祥のパンなんですね。
で、くすぶってた気持ちに火がついた
こりゃ焼かにゃ。
いつものパンの配合で、水分を全てホエーに変えてみた。
砂糖も入れたほうが合うかな?
と、大さじ1くらいを投入。
できたパン種はけっこう水分多い粘る生地になり
(パン焼き器の配合だったわ)
でも手にべたついて扱いにくいというほどでもない。
で、焼けたのが
こんなの
ピタパンのはずなのに
未だかつてない膨らみ不足だったのは
水分過多であったから?
鉄板の温度?
ま、続けるうちにわかるでしょう。
「シリアはパン発祥の地とも言われ、」
だそうだから、
かつてはこんなぺちゃっとしたパンも焼かれたかもしれないし
今だって、パン焼きの下手なお母さんは
こんなパン焼いてるかもしれない。よ?
味はもちろんパンの味、オッケー
でも、砂糖なしの方が自分好みだったろう。
ホエー使いは正解ですね。
「みそ汁に入れたり、カレーに入れるのもおいしい。」
だなんていうの読んでやってみたけど
ヨーグルト臭が主張強くて合ってなかった。
ピタパンの種にはぴったりです。
畑からどっさりルッコラ採って来る。
もう薹がたってしまったけど
まだまだ柔らかくて香り良し。
このパンの上に
赤玉ねぎスライスとにんにく・唐辛子を混ぜた水切りヨーグルト
アンチョビとケイパー
冷蔵庫にあったチーズ
甘い味が欲しくなってリンゴ
どっさりのルッコラ盛ってオープンサンドーー
お伴はスーパーの激安チリワインの赤。
ぜんぜん深みのないところがさっぱりしてて良し。
この日常の何事もなさを享受しながら
ちょっと早いお昼ごはんに
とりあえず、
満足。