いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

アラブの台所 

 

っていうテーマのハラル料理を作る集いが当たったので

行って参りました。

結構な倍率だったそうだから

ツイてます、今月のワタシ。

 

すっかりレシピを移す事を忘れてしまいましたが

あれこれとスパイスを使っていないし、

舌が覚えたから良しとする。

 

基本塩こしょう、そしてたっぷりのトマト。

教えてくださったのはシリアの方でしたが

トルコ、シリア、レバノン、ヨルダン

どこもトマトベースの料理が多いのだという事、

初めて知りました。

 

作ったのは、これ、

 

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レシピどころか料理名もメモし忘れておりますが

左の坊主の中はグリンピースご飯に

クルミのロースト、牛ミンチを混ぜたものが入っています。

春巻きの皮を利用したパイ皮包みオーブン焼き。

牛挽肉詰めの茄子、トマトソースたっぷりとオーブン焼き。

 

このお肉は屠る時にちゃんとお祈りをしている

ハラルミートです。

 

 

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挽肉詰め茄子、

本当はオーブンの天板のように浅いものではなく

バットのようなものを使うのだとか。

う~ん、確かにもっとトマトソース欲しかった~

 

イタリア料理かな?とも思う外観だし

アラブを意識することなく、シンプルな美味しさだったけれど

そう、シリアは地中海に面しているのだった。

 

その紛争地帯を改めて地図で見る。

 

 

 

最後の質疑応答で

屠殺する時にビスミッラーと祈り

首を切って血をしっかり出せばハラルであり

特に専門家が屠殺しなければならないものではないこと

 

料理にお酒を使わなければ

魚料理など一般的な日本食は大抵ハラルであること

 

お醤油にアルコールが入っていないものを使うことが望ましいが

調理中にアルコールがとぶので絶対にダメということもなく、

細かな規範に照らして見れば食べることが出来るということ

 

現在、認証がないものはハラルじゃない、などという風潮は

ビジネスで言っているのであって

本当に守るべき点はいくつかだけであり

そんなにあれもこれもダメ、ということはない

などなど、

 

 

インドネシア人もイスラム教徒が多いので

ばっちりイスラムな人をご飯に誘うのは気を使うけれども、

抑えるべきところが結構はっきりしたので

いずれ小屋パーティーでも催したいところ。

 

イノシシ出せないけど。

 

ルンダンでけた

 

インドネシア語教室を

見てくださっていた方が帰国されることになり、

料理持ち寄りで送別会をすることになりました。

 

私は定番のおもてなし料理、ルンダンを作りました。

だって、これ出しとけばたいてい評判いいし

その辺のスーパーで買えるもので代用しても全然大丈夫。

インスタントのルンダンの素なんて買わなくてOK!

 

 

 

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ルンダン

こーゆう地味ーな見てくれの牛肉料理です。

ココナツミルク煮なのですが

カレーのようにドロリとしているうちは

まだ出来上がりではありません。

 

 

材料: 牛肉 ももを使うのが基本ですが、すじとか切り落としを混ぜた方が

       おいしいです。サーロインみたいな油の多いのは向きません。

    ココナツミルク 

    にんにく、玉ねぎ、しょうが、塩を加えてペースト状にしておく

    ターメリックローリエ

    ほんの少々、鷹の爪か一味唐辛子

    仕上げに塩、黒砂糖、レモン汁

こんな感じで十分。

 

牛肉を一口大に切って、

ペーストにしておいた材料にまぶして

少ない水を足して、圧力鍋にかけ

あとはココナツミルク、唐辛子、ローリエ足してひたすら煮込みます。

レモン汁は最後の調整の時に足す。

 

私は2日に渡って作るのですが

一日目はココナツミルク入れて煮て、粘度が出てくるところまで

ここまでやったら寝る。

二日目はそれが分離してしっかり茶色いペーストになるまで仕上げる。

日を跨ぐと2日目のカレーの要領で

水分とんで濃くなり、味も素材にしみる。

鍋の横に立って、ずーーーーっとかき混ぜ加熱するより楽です。

 

ルンダンは上の写真の様に

しっかりと茶色く、ココナツミルクが変容するまで煮ることが重要で

こうなると味もぐっと変化してミルクっぽさがなくなり

このペーストが何より美味しさの中心になります。

 

本当はレモングラスやこぶみかんの葉を入れろだとかあるんだけど

仕上げ時にレモン汁少々足して加熱すればOK

この方が味のバランス的には美味しいと思うけど

香り重視の方は不満かも。

しかし、安くはない乾燥品買って入れるより、レモン汁の方をおすすめします。

 

きょうび検索すれば作り方とか分量とかたくさん出てくるだろうから

わたしゃ書かないけど

上記の材料で十分それらしいものが出来ます。

私はこれをルンダンだと言い張っています。

 

もう一度書くけど

しっかり煮ることが一番です。

 

もう一言、ココナツミルクが分離して油分が出てきて

木べらが重くこってりとしてきたら

水を足して加熱し、火を止めて放置

しばらくしてからまた加熱する。

これを繰り返しつつ煮詰めていくほうが

しっかり煮詰められると思います。

 

 

ココナツミルクが少々あまったので

おやつのスラビを作って行こうと思ったんだけど、

ま、いいや。

アチャル、野菜の酢漬けは作ってく。

 

今夜は送別会行ってきます。

 

いのししの痕跡

 

朝のイノシシウォッチ

 

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がっつりしっかり糠食べてます。

鼻つっこんで

ほふほふして食べた跡あり。

 

 

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こっちもしっかりやってる。

竹の子を掘り返して食べた跡。

まだずいぶん竹の子小さいんじゃないかと思うんだけど、

食べること=生きること

だもんなぁ~、はっきりしてんなぁ~

 

 

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わかり難いが、足跡。

今日のはでかいよ。

 

こっち来るな、という人間が間違っているけどね、

そりゃ、小屋の裏って

こんなところだからね。

 

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しいたけおいしい。

ぎゅぎゅっと肉厚

 

 

 

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食べきれないのは

トーブの上で干ししいたけにする。

 

 

来てます 来てます

 

今年も春の訪れを体調不良で知る。

 

花粉症というほどひどくはないけれど

目がかゆくなり目薬をささないとつらい。

なんとなく体が重くて

気分までグレーなもやがかかった感じ。

 

 

かつて祖父の植えた

半分欠けてしまった梅の木にも花がついた

 

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白梅

 

その後ろには新しい梅の木が自生してる。

 

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こっちは紅梅

 

春、来てる 来てる。

 

 

そして、こっちも 来てる 来てる

 

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結構な掘り返し。

 

この上は竹藪なので

この辺りにも竹の子が出てくるから

それを狙って。

 

そして、左上に見える糠餌にもおびき寄せられ、

鼻を箱罠につっこんで食べてる様子。

 

 

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蹄の跡もくっきり。

まぁまぁの個体でしょ。

 

 

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入り口の糠も食われてる。

 

こうやって扉を閉めたままで

外と中にまたがるように糠を蒔いて

ああ、中にはもっと食い物があるのにーーっ

という気持ちを盛り上げていただこうという算段。

 

 

駆除許可が下りるまで

じっくりとお迎えの準備をすすめます。