いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

明けましておめでとうございます

 

 

 

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正月らしさのないまま年が明け

息子の学校が始まり

お弁当を作る日常がはじまった。

 

この2ヶ月くらい、ほぼ働かず、出張にもでなかったので

息子と会話する機会が増えて楽しい。

 

当然ながら世代が違うので

お気に入りの音楽や映画とかも違うけど

感覚が似ているところもあるから

「へーー、いいねーー」

と新しいことを知るのが楽しい。

守備範囲外、ストライクゾーンをすこし外れた感じがいい。

 

 

 

 

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去年のわたしの誕生月の満月の晩

 

バイク連ねて廻る寿司屋へ

おごってもらいに行った。

 

幸せ自慢です。

 

シーズンだからね、

今度は牡蠣小屋ツーリングにでかけるよ。 

 

 

 

今、私のストライクゾーンにハマっているのは

Yasmin Ahmad の映画

友達がかつて勧めてくれていたのが

程なくして横川シネマで上映になった。

「タレンタイム」と「細い目」

 

マレー語はインドネシア語と似ているけれど

発音がこもってて聞きとりにくい

単語の意味は同じでも使い方が違う

英語、マレー語、中国語、タミール語が入れ替わり立ち代わりで

そうか、この国はインドネシア以上に複雑な民族構成だったのだ

と改めて思う。

 

そして、もう亡くなっちゃったYasmin Ahmadの

追悼番組をYoutubeで観ていたら

その中で、インドネシアで良く聴く懐かしい歌

Layu Sebelum Berkembang が流れたので

それをえんえんとリピート

 

そして、Youtubeにいろいろとアップされている

その歌をカバーしている人の中で

Felix Irwan という人の声が良いので

彼の他のページを開いてみれば

聴き覚えのある懐かしい曲をたくさんコピーしてる人だった。

調べて見たら、Youtubeアーティストの中で一番再生回数を誇り

収入も高い人だということであった。

 

で、Felix Irwan をえんえんとリピート

 

映画監督のYasmin Ahmad は

彼女自身とてーーもカッコイイ!!

その映像作品は生き生きと楽しく元気で

しかし、そこに複雑な国を生きる背景が絡み、

なんとも凄い味わいになっている。

言いたいことがずしんと伝わってくるのだ!

 

 

 

 

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これは去年なめしたイノシシ娘の毛皮です。

 

彼女のカッコ良さにも私はほれぼれしてて

この毛の流れの美しさ

自然な動きの美しさは見ていて飽きない。

 

と、いう訳で

私もひさしぶりにパーマをかけて

無造作で自由な感じのセルフイメージつくってます。

 

 

今年は、したい事をしていこう、

もっと自由に動いていこう、と

 

ハナシがばらばらなのつぎはぎになりましたが

そんな新年2020年を生きております。

 

今年もよろしくお願いします。

 

 

 


Layu Sebelum Berkembang Tetti Kadi ( Felix Irwan Cover )

 

 

ジョグジャカルタ短期滞在 食べ物編

 

 

まえの記事からのつづきです。

 

食べるの面倒くさい、と言ったって

お腹もすくし、力も出ない。

手近なところですませながらも

美味しそうな店の雰囲気を見て選んで入る。

 

店といっても

食堂スペースに屋台車を置いているタイプの店、

常設型 kaki lima

これって商売始めたばかりの人には非常に合理的だよねーー

日本でもこんなのできたらいいなーー

 

 

 

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庶民の人気の食べ物、肉団子 bakso

 

テーブルの上にクトゥパット ketupat があった。

 

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ヤシの葉を編んだ物にお米を入れて茹でると

中はおにぎり状のご飯になる。

 

こーゆうの、いつまでもせっせと作って欲しいなぁ~

 

 

 

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鶏粥 bubur ayam

日本的なやさしいお粥じゃないです。

カレー的ソースがかかってる上にサンバルもかけちゃう

鶏肉は水分なくてカラッカラ

ウンピンチップスや煎り大豆がトッピングにのってて

食感が楽しい。

 

 

 

 

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ソトアヤムもポピュラーな庶民の食べ物

ここは soto ayam Surabaya

東ジャワの味なので、甘くなくて美味しかった~

中部ジャワの料理は甘すぎ。

しかし、左の皿に盛ってある醤油煮のテンペなどは甘かった。

 

 

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これは別の店、

中部ジャワ味のソト屋のおかずだけど

甘い醤油で煮ているのでなんでも茶色

 

 

ソト・アヤム・スラバヤの建物は

竹で出来た簡素な造り

ではあるがアーティストの街、ジョグジャらしい雰囲気あり

 

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屋根の作りはこんな感じ

 

もっとしっかりした建物になるとこんな感じ

 

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ジャワ建築のジョグロ joglo

好きだわ~~

ここは友達に連れられて行った

田舎道に新しく出来たカフェ、夜に集うのがカフェ、

だって大多数はお酒飲まないから。

 

 

 

 

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そして、欠かすことのできない私の生命線

サラダ的一品 ロテッ Lotek!

ほうれん草、キュウリ、トマト、ささげ、もやしなどの野菜を

ピーナツ、ニンニク、唐辛子、こぶみかんの葉、

甘い醤油、椰子砂糖等を混ぜたペーストであえてあります。

唐辛子の本数はその場で頼んで自分好みで注文制

出来立て、和えたて、フレッシュです。

 

かき揚げみたいな bakwan とか tempe goreng, tahu goreng も

ketupat も切って混ぜ込んでもらうので皿に山盛り

ジーでハラルでお腹いっぱい大満足!!

 

美味しそうなのが出来るかどうかの見極めはおばちゃんの雰囲気ね!

人によって味が違うからね!

このおばちゃんは美味いもん食わせてくれそうだ、っての

要眼力!

 

 

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 おおきな石臼 cobek 置いてる店で食べれます。

 

 

夜にお腹がすいたら道端のカキリマへ

 

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中華鍋を七輪にのっけて炭火で料理してくれます。

メニューはどこも nasi goreng, mie goreng, mie rebus

私は断然 mie rebus 派

夜にはあったかいスープが飲みたくなるのよ。

 

 

あとはフルーツ

ちょうどマンゴの季節に入っていたので

宿に持ち帰り、

とにかく心残りないようたんまりマンゴを食べておきました。

 

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何キロ食べても飽きないマンゴ

酸味の残った甘くなりかけの

まだちょっと硬いのが好きだ。

 

 

 

もっぱらバティックに出かける途中で

道端にある簡素な店で食べたから

ごちそうではないけれど

こーゆうところに座って

地元の人とちょろっと声をかわすのが

ジョグジャのここち良いところ。

 

 

ジョグジャでわたしのこれからを考えた

 

 

誰もが思っているんじゃないかしら?

気付けば年末ギリッギリ!?

私も あらあらあららあ~~~??

ってなっております。

 

街に活気がなく

なんだか華やかなクリスマス気分も

正月を迎える慌ただしさも

全然??な感じです。

 

 

 

11月は働かないぞ宣言は12月も続行中

なので、たっくさん遊んだ。

イノシシ捕ってレバーペースト作ったり、

毛皮をなめしたり、

輪行袋自作したり、

それに入れてクロスバイク持って遠出したり、

あれもこれも!!

書きたくて書けていない話がいろいろとある!

 

のだけれども、

今年は久しぶりにジョグジャへ行ったので

その事だけは年内に書いておきたい。

 

 ついつい長いです、今日の話。

 

 

インドネシアジョグジャカルタ

9月の後半から10月にかけて約3週間

ほぼ無目的短期滞在してきました。

ま、一応用事はあったけどね。

 

泊ったのはいつものお宿

 

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今回は荷物を広げたいので広さ優先してちょっとお高い部屋。

 

写真で見ると綺麗そうだけど

タオルは臭いし、部屋の芳香剤も臭いし

お湯は満足に出ない、という昔ながらのホテルです

が、

この宿が好きな理由はプールーーー

 

 

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まぁまぁの広さがあって

形が四角くないのがいい!!

そして、周りにたくさん木が植えてあります。

 

 

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マンゴ、ヤシなど果物の木も多く

ちょうどスリカヤが生っていました。

 

昼間、観光客は出掛けてるので

貸し切り状態になるのよねー

で、ジョグジャに住んでた頃はよく泳ぎに来たもんです。

 

 

なにしようかなぁ~~~

とりあえず友達に会おう、ってことで

 

 

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近所の外人向けレストランで

お互いの近況報告。

 

若く、安定した職にも就かず、(今もだけど)

気ままに生きてた時代の友達

お互い白髪の目立つ年齢になってるけど

自分のしたいこと続けていたら

それなりに仕事になってきた。

 

引き立ててくれる人もいて

あんな仕事もあったよ、こんな仕事もしたよ、

今後こんな仕事がある予定、

嬉しい報告、ホント嬉しい、

年はとるもんだね

形って出来て来るもんだね。

時間がかかるけどさ。

 

たくさんのインスピレーション

ピカッ ピカッ と繋がって

これから自分はどこへ行くのか

前を見る刺激になった。

 

 

友達の作っているバティックは

一点もの、手描きの服地としてのオーダー品。

かつてと違い、現在の国内バティック産業は盛況だ。

ベースにインドネシアの国自体の景気が良いこともあるだろう。

昔よりずーーーっと実体経済賑わってるし

人々の表情にも余裕がある。

やっぱりジョコウィのおかげじゃないかしらん。

 

あ、そうそう

かつての日本もそうだったけど

人口が多く、労働世代が多いとそれだけで経済が上向くのだとか。

インドネシアはその人口ボーナス効果がある国だってこともあるけどね。

何かが水面下で活動している恐ろしさは感じるけれど

随分と住みやすい国になったなぁ~~、と思います。

 

 

実はジョグジャには

置きっ放しになっている荷物があって

それを整理して引き払う事が滞在のひとつの目的だったのね。

ごちゃごちゃといろいろ残してたから沢山ゴミに出した。

 

で、荷物整理をする中

かつて自分が何を求めてここにいたのか

振り返る作業にもなった。

整理をしながら

何をあきらめるべきか、

まだ続けそうなことは何か、

なんてことを考えていた。

 

中途半端で放ってたもの

ストックしたまま忘れてたもの

いろいろ出てきましたよーー

 

で、そんな材料でちょっと作りたいな~

と、以前型押しバティックを頼んでいた工房を訪ねれば

ここも健在、景気上向きで生産を続けていました。

 

 

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何にする予定だったのか忘れたけど

化学染料で紺に染めた布が出て来たので

上から型押ししてもらいました。

普通やらないことだから

「こんなのじゃ柄がちゃんと見えないよ」

って怪訝そうだったけど、いいの、それで。

 

 

また別のバティックしてた古い友人にも会った。

今では他の仕事でなかなかの成功を収めているが

最近またバティックを作り始めたと言う。

蝋描きを近所のお姉さん2人に頼んで毎日やってる、

という事で、

置きっ放し荷物の中にあった白生地とチャンティン持参して

ここに加わらせていただきました。

 

彼は昔から草木染めをやってたんだけど

今はもっと状況が良くなっている。

この家で草木染ワークショップやったりして

染のコミュニティを広げたいなーーなんて語ってた。

 

 

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その家。

自分で考え、材料を調達して施工した

ユニークなお家です。

 

街中のホテルからバイクに乗って彼の家へ、

滞在の後半はほぼここで蝋描きしてました。

それって、たぶん、10年ぶり!!!!

 

田舎道をバイクで走っていると

とても不思議な気分になる。

随分と時間が過ぎたはずなのに

全然違和感がないのだもの。

これは空港を降りた時から感じてたことだけど。

 

本当にジョグジャに居ることって落ち着く。

自分らしく生きてていいんだ、って感じ、

大げさでなく、ごく自然に。

日本でむちゃくちゃ無理して生きてる訳でもないんだけど

ジョグジャにいるときのリラックス感って、本当に、楽。

 

そしてマグリッブを迎える前には片づけて

バイクに乗って街中の宿に帰り

 

 

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埃だらけの疲れた身体でどっぷーーーん

夜8時までプールで泳ぐ

ああーー至福のときーーー

 

 

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部屋から見える

月とプール

目の御馳走

 

 

そんなこんなで

時間があっという間に過ぎていき

今回は他の街に行くこともせず

バティック三昧のジョグジャ滞在となりました。

久しぶりにご飯食べるのめんどくさい程集中した。

 

 

そして

やっぱバティックやりにまたジョグジャに来たいので

道具いろいろと置いてきた。

 

引き払い未完了~  ははははは

 

それで良かったのか???

 

 

 

原始人のように生きてみたい

 

 

只今狩猟期間 

10月までは駆除期間でした。

 

駆除期間中は

一頭しかイノシシ捕れなかった。

畑も庭も耕したかのように

サンザンひっくり返されてたのに。

  

それもこれもみっちり働いて

留守にしていたからだわ、

と、猛反省。

この冬は働かん!

真面目に小屋仕事やるぞ。

 

で、早速捕れた。

と言ってもM氏が仕掛けたものだけど、

罠の見回りは私がしてたもんね。

 

 

 

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どーだ!

なかなか元気良く、そこそこ大きい

たてがみが立派!!

 

しかし、

生憎おでかけ予定を入れていたため

解体作業はフルには参加できず。

 

内臓を取り出して

心臓、肝臓、腎臓をいただくと速攻帰宅し

水に浸けて冷蔵庫に突っ込んで出掛けた。

 

 

 

M氏の解体チームでは

誰も欲しがる人がいないため

いつも内臓や頭や皮は捨てられていた。

 

私も内臓は危険かなー、、、って

ちょっとビビってたんだけど、

 

今回は作ってみました。 

 

 

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夜中にレバーペースト試作

 

生クリーム用意してなかったので牛乳で代用

やっぱパサパサする。

食べる時になんか混ぜて対応しよう。

 

しかし!

製作途中で味見した

さっと火を通しただけのレバーは美味かったなぁ~

 

頭はもらってこなかったけれど

顔のお肉はおいしいです。

量少なく取るのに時間かかるけど。

鼻と耳を上手に料理したいのだが

まだ毛抜きの行程にお手上げ状態。

  

そして、今回初めてやってみたのが

毛皮のなめし。

 

それは、これまで見たどの個体よりも

たてがみが美しかったから

捨てるのもったいなくって

M氏に毛皮とっておいてください。とお願いした。

 

「ええよ、どの辺までいる?」

と、聞きいれてくれて

鼻の上から始まって、耳も足の先の方も

きれいに皮剥ぎをしておいてくださった。

 

毛皮とか剝製とか飾るのって

悪趣味~~、とか思ってたんだけど

なんだかこの毛並みを残してあげたいって

気持ちが沸き起こっちゃったんだよなー

今回は。

 

 

イノシシを捕り始めたきっかけは

畑が荒らされたことだたけど、

多分 きっと

自然の中で生きていく、っていう事に興味がある。

 

それは

ナチュラリスト

とかゆー素敵なカテゴリーの中ではなく、

もっと濃い生命力のあるもの

どっぷりそこに飛び込んで

中心にあるなにかに触れたい

って感じ。

 

いや、日々全然ふつうに暮らしてるんですけどね。

 

原始人のように生きる

 

というのが理想。

 

わたしの20~30歳代って

そーゆーこと、求めて

さまよってたんだもんなぁ~