いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

素敵な女性に会い続ける日

 

朝一の仕事終わって9時半

横川シネマへ映画を観に行く。

 

フリーダ・カーロの遺品」

写真家・石内 都さんが依頼を受け

遺品の写真を撮りにメキシコへ行く。

 

 


写真家・石内都が画家フリーダ・カーロの遺品にカメラを向ける!映画『フリーダ・カーロの ...

 

その人の服を撮ることは

その人を撮ることと同じ。

 

現地で実際に遺品に関わるうちに

生なフリーダの姿が現れてくる。

 

個人的な品の中に見る個性としてだけではない

伝統や地域的背景の影響。

日本で想像していたフリーダ像が変化していく。

 

 

 私は観ていて

まず、メキシコの色彩の力強さにやられた!!

特に赤系の色味の多様さ!

うずうずしてきちゃう

私も何か作りたくなっちゃう。

布で。

 

フリーダ・カーロは作品ももちろんだけど

その人の存在感でも気になる女性。

テキスタイルかじってたから

着ている物、模様なんか気になる。

 

オアハカの民族衣装の柄行に

中国の影響があると解説されていて、

それはバティックの柄行とも共通している。

文様、様式の美が伝播する力って

どれだけのものがあったのでしょうね?

 

 

それから、

石内さんのカッコいいこと!!!

NIKONのマニュアル機を扱う音、仕事する姿、

堂々として

着ている物、スタイルもかっこいい!

若くないのがいい!

 

15日は石内さん×小谷監督のトークショー有り

なので、もいちど行く。

 

本当は15日だけに行けばいいかな、

と、思っていたのだけど

先入観もたず映画を観たかったので

今日観ておいた、正解。

 

映画観たら当人に会いたくなったので、正解。

 

 

映画堪能したら図書館へ。

 

アメリカの田舎暮らしのばあさまの写真集をめくりながら

持って行ったパン食べる。

 

ばあさまの名前は失念。

90歳こえてなお昔ながらの暮らしを

日々、当たり前に続けている。

 

この、写真に写りこんだ生活の汚れがいい。

 

年寄の家に行く機会が多いから

こういった部分にその人のリアルを感じる。

オシャレ感からではない

本当に生きてその暮らしを行っている空気。

 

その人である積み重ねって

強いんだね。

若いってうすっぺらい。

 

歳とってカッコよくなってる女性たちを見ると

面白くなるのはまだまだ先だって

勇気が湧いてくる。

ありがとう!

 

 

昼過ぎからは「認知症の人へのケア」研修

 

また、この講師の先生が強烈だった!!

 

仰ること全てに共感しちゃう。

腑に落ちちゃう。

彼女の30年近い介護世界での体当たりの経験から

導かれた言葉は

激しく研修から脱線して溢れ続ける!

 

この方の話で長文書ける、書く意味が大ありなのだが

今、ここで書く力はない。

 

とにかく、すごく彼女以外では有り得ない

存在感の強い女性でした。

 

 

あまりに濃密な一日だったので

夜のインドネシア語教室を失念。

 

 

堂々たる女性たちに

たっぷり

この先の人生をひっぱってもらった

そんな感のある一日でした。