いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

南部桶正で味噌仕込み

 

気持ち落ち着かずそわそわするのは

年の瀬だからではなく

来月、また試験を受けるから。

勉強してるつもりで

時間ばかりが過ぎてくループにはまっております。

 

で、ストレスから飲酒量が時にどかん、と増える。

飲まない日があるもんだから

「ちゃらになるから大丈夫」って気になるのがいけない。

 

そんな日々ですが

先日はじっくり味噌仕込みをしました。

 

 

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すてきでしょう~~

 

10月に訪れた、

岩手はタイマグラの南部桶正さんに注文していた

味噌桶が届いたのですーー。

 

桶全体に熱湯をかけまわしたり、

大豆の戻しに20時間かけて、

茹でも圧力鍋20分+ストーブ上でことこと

十分柔らかくなるまで煮ました。

 

使った麹が古い、が、

真っ白でふわふわしてるから元気だろう、と

でも、だから多めに使って

塩もちょい多め。

 

川から重しになりそうな石を拾ってのせました。

この重さでいいのかどうかはテキトーで。

 

母屋の薪ストーブを眺める位置

リビングに設置。

味噌も私も寒いのは苦手なので頑張らない、

居心地よいところに避難中。

 

木の桶なんか使ってカビさせるだろうなー

とは思うけど、

せっかく桶を作る方と出会えたのだから

私の生活の中に繋げたい一期一会。

 

 

年末はなぜが出会いを求める気分にさせる。

あぁ、それでそわそわしてもいるのね。

 

 

味噌のごとく

どっしり待つべし。

 

 

猪肉料理下準備編

 

忘年会やら人に会ったりやらで出歩いて

すっかり忘れていたけれど、

小屋の冷蔵庫開けたら

そこにはタオルに巻かれたままの猪肉が、、、

生です。

 

そういえば、

解体から帰ったら夜になってしまって眠くって、

肉の塊は大きくて、重くって、

とりあえず濡らして絞ったタオルに巻いて、

後日使い道考えよう、って思ったんだった。

 

こわごわタオルを開くと

お、綺麗じゃん、お肉。

状態ヨシ。

 

バラの大きいの

こいつはベーコンにしちゃおう。

腿の塊は生ハム。

脛は茹で焼き再び、今度はカレー味に、

ほどほどの塊はなんちゃってラフテーね。

 

沖縄では皮を残したまま、ということだが

毛を抜いただけということなのかな?

どう処理してるんだろう?

一応ぎりっぎりのところで剥いでるから許してもらう。

 

 

 

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生ハムの仕込みには

塩に黒コショウ、黒砂糖、

ジュニパーベリー、ローズマリー、タイム、セージ、ローリエ

塩は肉の重さの5パーセントで。

 

ベーコンの方はいい加減にたっぷり塩を刷り込んで、

ジップロックして冷蔵庫へ。

このまま1週間放置できるようなので

製造方法は後で考えることにする。

 

 

 

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なんちゃってラフテー

ここは腿かな、肩かな?

日本酒、黒砂糖、醤油、昆布に飛魚だし加えて

 

 

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ストーブ(親の家)にのっけてことこと気長に煮る。

お醤油の良い匂い~~

取り出した昆布がすんごく美味!!

明日の朝はこの昆布と一緒に

炊き立てご飯をもりもり食べよう。

 

さっき、空きスペースに茹で卵仕込んどいた。

 

 

 

しかし、今回の解体作業

昼過ぎから2頭ということで急いだせいか

皮剥ぎ作業がやや雑にて、毛根がかなーりグロい感じに残ってます。

でも、せっかくのシシの脂

ざっくり切り取る訳にはいかない。

これが塩と出会うと美味くなるんだからね、

 

と、いうことで

ぴんぴんに研いだナイフで綺麗になるまで毛根こそぎました。

手間かかった。頑張った。

ラフテー正月祝いに出したいし、

目にも美しい生ハム、ベーコンを食べたい一心です。

 

 

 

久しぶりに

西川 治「悦楽的男の食卓」を引っ張りだして読む。

 

憧れだった世界に手がかかった、

なんともいえない気分。

自分が肉の塊を扱うようになれるとは

思っていなかったよなぁ~

 

長く生きるもんだね。

遠くにあると思っていたことも、

時がたてば向こうからやってきたりもするのね。

 

 

イノシシ解体用ナイフの自作

 

狩猟解禁以来、

4頭も立て続けにイノシシ獲れちゃって

忙しい冬の始まりとなる。

 

11月24日に捕れたのがこの2頭

イノシシって兄弟で行動するのかしらね?

 

 

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この日は、朝と夕に介護の仕事が入っていたので

遅れての解体作業参加となり

いそいそとわくわくと

M氏の倉庫に向かったのは、

 

 うふふふふ、

準備しといて良かった。

解体用ナイフ自作したんだもんねーー♡

 

私のこれまで持っていっていたナイフは立派過ぎて

手に余るし重いし、ぴたりでないとこにもずばっと入っちゃう。

なので、

ホームセンターで利用できそうな形のスクレイパー買ってきて

砥石でせっせと研ぎました。

 

 

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 元の形状から変えていませんが

刃だけつけました。

 

 仕上げ砥を持っていなかったので

中仕上げまでの状態で持って行ったのだけど、

それでもいい仕事してくれた。

 

なにより軽くて持ちやすくて小回りが効き

関節にナイフを入れるのに形状バッチリ。

このカーブも先っちょも捌くのにピッタリ。

 

平らなとこは大きく肉を切るのに都合よく。

しっかり研げてるらしく仕事しやすかった。

 

皮を剥ぐのにはこのカーブでいいのかどうかはまだわからず。

使えるけど、すごくいいとは言い難い。

もう少しカーブが緩やかなほうがいいのかなぁ?

まぁ、難しい仕事ではあるんだけど、皮剥ぎ。

 

 

 

これだけ捕れてるのに、

昼に台所に立ってたら正面にイノシシいた。

 

窓の外をのんびり歩く姿を見ると

放牧、って言うのがふさわしいのかなぁ~

と思われてきた、、、