いちの木の小屋と山

昭和~~な小屋をリフォームしたり、山やったり畑やったり、猪捕ったり、いろいろやって生きてます

ふたりのヨーコちゃん

 

 

現代人病の常として

朝起きいちばん布団の中でSNSをチェックする。

 

おお、今朝は嬉しい記事を発見。

i-d.vice.com

 

かっこいい友人のヨーコちゃんが

スーパーかっこいい女性の記事をシェアしてくれていた。

こーゆうの読むと気分があがるよね。

ともすると方向を見失いがちな日常にあっても

光が差してくる方向が見えて

背筋がしゃんとする。

 

ここ数年「女性であること」が私のひとつの大きなテーマ。

何人かの交流ある女性達に

それぞれの女性性を示されて、

「あ、そういえば私も女性だった」

って気づいたんだよね。

じゃ、私はどんな女性なの?って。

 

もうー、そりゃ放ったらかされ見ないふりされ

酷い状態でしたからねえ~~

 

今もまだ、その探す旅の途上ですから

上記の記事には勇気づけられたなぁーー。

 

 

ヨーコちゃんとは27歳の時、まだ東京に住んでた頃からの

細ーーいほそーーい繋がりなのだが

こーゆうかっこいい女性を身近に知ってる、というのも財産だわ。

 

 

 

先日、「アフリカの太鼓をたたき踊る」というイベントに参加してきました。

友達が、それもまた細ーーい繋がりの友達がシェアしてたのを見て

おお、行きたい!!とポチったの。

 

アフリカン太鼓の知り合いグループの中に飛び入り参加だけど

皆ゆるゆると受け入れてくれる人たちで

ああ、かつてこんな場所にいたことあったなぁ~~、と

20代前半の頃の記憶を思い出した。

 

会場は携帯電波圏外の山の上のキャンプ場

ちょっと歩くと池があって気持ちの良い場所でした。

 

 

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ここに一泊して、

 

 

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囲炉裏かこんで談笑したり、

ここの人、ハナシぶっとんでるから。笑笑

 

 

 

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隠岐で漁れたというアオリイカ焼いたり、

 

 

 

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焼けたよ~~

甘くておいしかった~~

 

 

ここで知り合ったヨーコちゃんも良かった。

 

ぱっと見るなり好きな感じで、

私があの頃のまま生きてたら、こんな感じになれただろうか?

いや、でも私の素はこーゆうタイプじゃないんだなぁ。

とかとか

ちょっと普段の生活のなかで出会わない女性性と出会う。

 

太鼓のリズム、グルーブをつくること

ヨーコちゃんの捉えてるアフリカン太鼓

なんかについて教えてもらう。

彼女は踊るというので楽しみにする。

 

私は聴くのも叩くのもほぼ初めてで、

今日は絵を描きたい気がしたから

スケッチブック持って来たんだ、なんて話す。

 

夜は大勢集まって

夜中の3時くらいまで

盛り上がる太鼓の音を聴きながら

私は車内泊

車内泊、好きだわ、癖になりそう。

 

 

 

翌朝、池までお散歩。

 

寒いけど、朝日にあたるとあったかい。

 

 

 

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気持ち良かった。

 

 

みんなはまだ夕方までのんびりするらしいけど、

私はもう満足したので帰ることにする。

 

帰り際にヨーコちゃんが

「絵は描いたの?」って気にかけてくれたのが

嬉しかった。

 

ヨーコちゃんがおどってるところを描きたかったんだけど

私ものりのりだったからチャンスなかったんだよね。

 

また、いつかの機会に

太鼓叩きに行きますね。

 

 

 

ヨーコちゃんに声かけてもらったこと

思い出し

おそろしく久しぶりに鉛筆で

メモ書きした裏紙のよこっちょに描いてみた

わたしの顔。

 

 

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おほほ、

いまの記念に載せておく。

 

 

並瀧寺と並瀧寺池  八本松

 

 

豪農家民泊隣り、(知らん会社の)駐車場で目覚めた秋晴れの祝日

 

手頃な大きさの発泡スチロールを助手席の足元に置いて

横になる時の足置きとする。

布団持ち込んで

車内泊体験してみました。

 

これだけでも随分と快適ですが、

腰の下、頭付近に適したクッションを入れたら

第二の寝室としてなんら問題ない。

 

子供の頃からジープとかで平原や砂漠

人が訪れない奥まった川とか瀧とか行くのが憧れだった。

小回り効く小さな私の車ではスケールが違い過ぎるけど

どこか好きな所へ移動できる自由さに変わりはない。

 

あぁ、いつの日か

車内泊で繋ぎつつ

桜島まで行きたいなぁ~~~

 

火山とカルデラを巡る旅

 

 

 

お天気の朝、

まさか、まっすぐ家に帰るなんて選択はありもせず、

さらに車を東に走らせてみる。

 

 

古いナビで調べたら八本松から北に入ったところに温泉がある、

ということで、ひとっぷろ~~

の、つもりが閉館されてました。

 

しかし、ここには並瀧寺というお寺さんがあり並瀧寺池があります。

なかなか良さそうなので散策して参りました。

 

 

 

 

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見たことのない三本指の足跡

誰だ?

 

 

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これは見慣れてる、イノシシです。

 

 

 

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複雑な関係

引き裂かれそこに横たわり

朽ちる

 

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くっきりと空気は澄み

光の中、なにもかも色がビビッドに見える

 

だぁーれもいない

 

はて、私は池というものを初めて見たのであろうか?

 

どこか宇宙の惑星に降り立ったような

ぽつんとした感覚。

好きだわ。

 

堪能しました。

 

 

それから坂を上がって並瀧寺へ。

 

 

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元は733年(天平5年)に開基されたものだって。

再建は18~19世紀

 

 

 

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 仁王門

 仁王様素敵♡

 

 

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楼門

 

 

 

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本堂の柱の風化具合が気持ちいい

なでなで

 

 

 

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金毘羅社

 

 

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茅葺屋根がさっぱりとして美しい

住職さんがここを綺麗に保っているのだなぁーー

 

好きな感じの建物たちが

大切にされている場所だった。

 

帰る私の後ろ姿に、住職の子供だろうか

「よう参られました」

と声をかけてくれたのも気持ちよかった。

 

 

ちょっとしたおでかけで

すっかりいい気分。

 

 

帰りにスーパーに寄り、食品を買い

お昼には日常に無事着陸いたしました。

 

民泊を視察す

 

ふぇ~~~っっ

飲み過ぎた~~~っっ

 

こんな日の翌朝は

なにかマズイこと口走ってなかったか、

変なことやらかしてなかったか、ドキドキしますね。

許してちょ、

だって、人間だもの。 ネ。

 

昨日は東広島へおでかけ。

友人経営の民泊を視察(飲み)でした。

 

 

 

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建物自体は古い豪農のものらしいが

構造部分の多くをバブリーな時代に新しい木に替えて移築された模様。

そういう物件を安く買ったのだとか。

 

 

 

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バブルの余韻?この階段、

大きくて厚い一枚板を惜しげもなく使っているが

ちょっと立派すぎて、この建物にはそぐわないようですけど。

 

しかし、宿に入って正面、囲炉裏の向こうに見えるので

印象的ではあります。

 

 

 

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宿泊客は日本建築の雰囲気や

ここの囲炉裏で食材を焼いて食べるのが楽しみで来るらしく、

ちらかって掃除もできてなかったりなんだけど

サイコーの宿だ!と言われてました。

 

airbnbに情報を載せている、とのこと。

私などは誰が来るやらちょっと心配になるのだけど、

お客さんでトラブルになるような人はこれまでいなかったそう。

 

で、 

民泊って儲かるらしいですゼ。

なんと、、ハイシーズンなんてひと月の売り上げが

パートやってる人の年収分くらいあるだと!

素泊まりで単価安いのですが、月にするとそんな事に!!

 

町の中心から外れてるから車で駅から送迎して、

掃除洗濯に追われちゃう。

本職と同時進行なので大変だ。

でも、経費があまりかからないから、売り上げのほとんどが残るのだそう。

 

宿からはお客に梅酒や発泡酒、ちょっとしたおつまみなんかを提供する。

お客同士も食材を融通しあって

なかなか上手くシェアできてるそうだ。

アメリカとイギリスの若者が集まって

良い雰囲気だったよ。

 

私も英語でちょいちょい話したりして。

 

最近、アメリカのインドネシア語ニュース放送を聞いてるおかげか

英語話してるうちにインドネシア語がでてきちゃう症状はおさまったが、

やっぱ、弱いよなー、英語も強化したいところです。

インドネシア語のスピーチだって、英語まじってたりするもんなー。

 

 

 

私も民泊やったらどお?って勧められて

結構、かな~りその気になる。

 

なんたって、うちの山の裏には観音様があるんだからねっ!

エヘン!!!

観光に適した静かな山の隠れ家ですよ。

 

 

でも、ま、

おばあさんになったら、

ですね。

 

 

気楽~道楽~

 

仕事は入ってこないのだが

ちょこちょこと忙しい10月始め。

午前中は日本語ボランティア

お昼は広島にたま~に来る友達とランチ。

 

日本語ボランティアといっても

今のところ何か教材を使ってやってないので

ひとつテーマを決めて、

それに関して彼女が家で作ってきた文章を

私が適切な文にする。

普通こういう言い回しするよ、とか

こんな単語に入れ替えて違う文章作れるよ、とか、適当に。

他、生活相談とかね。

で、あとはおしゃべり。

 

おしゃべりからは日本で手に入る書かれた媒体には見られない、

日常使いのジャワ語のニュアンスある単語を得たりしてありがたい。

その上、昨日は旦那が出張から帰ってきた、ってことで

お土産までいただく~~

 

 

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この右の黒っぽいのはテンペを甘い醤油で味付けて炒めたもの。

その左隣はジャガイモを、これも甘辛に味付けて揚げたもの。

このクドさ!懐かしいジャワの味、嬉しいーーーっ!!

 

 

 

その後、懐かしい友達とランチしてこちらからもプレゼントもらう。

これは私がアイディアを出した物が商品化されたから、って彼女の売り物頂く。

わーーい、わーーい

商品化のきっかけを作れて嬉しいー

もらいものするのも嬉しいー、ありがとう。

 

 

この日、彼女からもらったのはもう一つ、

「道楽」という言葉。

彼女はホメオパシーが天職だと言い、でもそれで食べてはいけない、

しかし、時間もお金もずいぶんつぎこんでいる。

で、「もうさ、これは道楽だからさ~、って言ってんのよ」だと。

 

道楽! いいねぇ、その言葉の響き。

 

丁度、数日前に樹木希林さんの追悼番組を見ていて

普請道楽、という言葉を耳にして気になっていたのよ。

 

あ、私の小屋作りって普請道楽のひとつかも? って。

だったら、服やバティックを作ったり、作らなかったりすることも

道楽なんじゃないの?  ってね。

 

道楽って、

他人からみたら役にも立たないことにふける事。

お金を使うばかりで儲けることのない事。

にも拘らず、当人が楽しそうにしていて

なんかケシカラン感じのすること、でしょうか。

 

自分が、この楽しさが何かの役に立ったり

生活が良くなったり

ましてやお金がもらえて、人から称賛される域に達しないといけない

って考えに囚われていたと言う事に

ちょっと驚く。

 

道楽でいいじゃん。

 

そして、道楽という言葉をググってみれば

もとは仏教用語であり、「仏道を極める」という意味であるのだと!!!

驚いた!

そして、以下のような文章に出会う。

 

夏目漱石 道楽と職業

 

あはははーーー面白かった。

なんかすっとした。

なんとなーく思っていたこと、おかしいなーー?って思ってた事を

夏目先生が楽しい語り口で講演されていた。

 

あははーー

私も、「一も二もなく道楽本位に生活する人間」のはしくれとして

このまま楽しく気楽に生きていきますわ~

 

道楽者万歳!!!