ああ 暑い ああ 暑い
でも、夏が好きです。
毎年夏には海辺に泊りに行く。
これで一年分のどこかへ行きたい渇望がリセットされるのです。
春に友達と行った周防大島へ
夏の家族旅行で再び訪れます。
一泊で海釣りをする予定、
さっき、宿予約した。
瀬戸内は海水があまりきれいでないけれど
ここまで西にずれると大分良いです。
海がきれいであることは重要であるけれど
それ以上に人が少ない、ということが必須条件です。
どんなにキレイな海だって
人がわんさかいたら海との間にバリアができてしまう。
人って電波みたいなものを発してますよねぇ?
その電波って雑音が多くて
大人数になるとお互いぶつかり合って
増幅して、わうんわうん頭を支配してくる。
多少透明度に難ありの海だとしても人が少ない方がいい。
もちろん、人のいない綺麗な海ならなお良し。
(ああ、沖縄の離島の浜辺に一人すっぽんぽんで泳げる贅沢に憧れる)
海辺に泊まって
夜
人間が活動を落ち着かせた頃、
ざーーーざーーーと潮騒を聞きながら
生ぬるい空気の中にいると
どこか元居たところに帰って来たような気になる。
星がたくさんは見えなくとも
(目が悪くなって、月の輪郭さえ多重にぼやけるのが悲しい)
人間生活の雑音から逃れるだけで
心がすーーーーーー、と、落ち着いてきます。
そう考えるだけで落ち着いてきた。
若い頃旅を重ねて
どこに行っても結局は同じだなぁ、と飽きてきた。
起きて食べて周りを見回す。
多少、違った風物に出会えたとしても
自分から遠く離れる事はできないんだなぁ、と。
上手く説明できないですが。
という訳で、今は日常をせっせと生きています。
「どこか遠くへ行きたい」とは
本当にぐっ、と、こころつかまれる詩ですねぇ。
行くのもいいけど帰りたい。
年、とったからかしらん?