あ、冷蔵庫にイノシシの肋骨がまだあるんだった。
日々冷蔵庫を開ける度に
気になっていたのだけれど
そのデカさと肉のなさに手をつけるのが面倒で
見なかったことにしていた肋骨。
もう、一週間経ちますよ
なんとかしなくては。
と、思っていたところ
madhu (id:queuexqueue) さんが美味しそうな記事上げていた。
いや、ここと比べるられると
洗練度、レシピ完成度、お洒落度どれをとっても
全然違う事をしてるんだけれど
料理のインスピレーションはここから。
そうか、ココナツミルク煮もありだ。
ということで冷蔵庫から取り出すも
流石に肉、ちょっと古いね、
が、とりあえず茹でてみる。
とにかく長いので一番大きな鍋を使い
灰汁がぶくぶく出てしばらく茹でてから
肉を取り出し水で洗う。
この長いのを半分に折らないことには料理できない。
困った。
手斧を出してくるのも面倒だし、
と、台所を探すと、捨てずに取っていた
錆びた出刃包丁発見。
これで真ん中辺りを どんっ と叩いて バキッ と折って
肉をちょきちょきハサミで切って
15センチくらいになった。
んーー、なぜか肉、蟹の臭いがします。
腐っちゃないけど微妙。
ここから連想したのが
マレーシアで食べたフィッシュヘッドカレー
そうだ、あんな感じで仕上げよう。
あれ、美味かったよなぁ~~
私のテキトー料理のベース調味料は
玉ねぎ、にんにくをフープロでペースト状にしたものに
コリアンダーを挽いたのとしょうがのすりおろしを加えた物。
こしょうしょうしょう。
そんだけ。
家にあるもので済ます。
これをオイルで炒めて香りがでたら水を入れて一旦煮立たせ
圧力鍋にあばら肉、カレー粉と共に入れて煮る。
レッドカレーのイメージにも影響されてるので
チリペーストもちょっと加えて。
圧力鍋の蓋を開けて味見してみると、、、
不味かないけど美味しくない、
イノシシ肉のしっかりした味がしない!
肉を熟成させる人は冷蔵庫で一週間、とかいうけど
その方法が適切でないと、肉汁と共に味も抜けてしまうらしい。
だとしても、もうしょうがないので、ココナツミルク投入して煮る。
煮ているうちに、これはトンセンにしてしまおう!
と、気が変わって、クローブを3粒投入。
再び圧力をかけて翌日に持ち越す。
長くなるので出来上がりに一挙飛びますと、
そこそこ肉ついてた。
日をまたいで調味料の味がしっかり肉に沁み込み馴染み
肉の味が回復いたしました。
ココナツミルクをさらに足してまったりとした味に。
冷蔵庫にある野菜を焼いて、
今どきのカレー風盛り付けにてお昼ご飯にしました。
あーー、久しぶりにクドいの食べた。
ココナツミルクが多かったからトンセンというよりグレか。
バイクやトラックの走る道端でバカッと戸口を広げた
インドネシア田舎山羊食堂風。
これはこれで美味しかったけど
お肉はちゃっちゃと食べるか冷凍するかしましょう。
反省。