風の強い日だった
ぐっと寒くなって
蚊がいないのでネットつきの帽子をかぶらなくていい
日差しもきらきらで
雨の予報だったのに
空気はからりときりりとして秋真っ只中
ツワブキ咲いた
昨夜もイノシシは箱罠の糠を食べに来ていた
今日も忘れず糠をまこう
畑には小さな花
カタバミの実とかわらない程の
タデはそこらじゅうでつぶつぶと咲いてる
藪を開いていったら切り株がうもれてた
なんやらキノコに浸食されちゅう
今、山の中ではこの花火のドライフラワーみたいな花が咲いている
群生するたちらしく一か所にわさわさっと
そういうカワイイものたちをよけながら
ノコギリ鎌で藪を刈っていく。
まず笹の背の高いやつ
押し合いへし合いでひょろひょろ伸びてる雑木
ちょっと硬いのはレシプロソーでバリバリっと。
風がゴーゴーと鳴り 木々がぐわんぐわん揺れる
あんまり美しいので
山の中にいることに
惚けてしまって
ここにいることがまったく完璧だと感じる
まったく気分がいいので
お昼は山の中で食べることにして
母屋に戻ってバッグにお弁当つっこんで
また山に戻る。
昨日焼いたパンに
卵とレタスを挟んでぎゅっとたたんだサンド
コーヒーのポットと水のポット
前に無理くりレシプロソーで伐り倒した
何かの丸太の上に腰かけて
この木は硬くて薪にするのはもったいない
何かに加工できるのかな?
スプーンとか?お皿とか?
ぼんやり考えながらサンド食べて完璧に幸せ
この一帯は春にも手を入れていたから
ちょっと目障りな笹を刈れば
ぐっといい感じ
プラス生かすもの刈るものデザインしながら
バリバリとやる
春に柿の木の周りを切り開いて
その時はこの木、まだ生きてるのかな~?だったのが
そこそこ実をつけている。
先日、最初に色づいたのを恐る恐る食べてみたら
渋くない!
かなり美味しい
柿をそれ程好きでない私でも好きな味
すごく甘いけど甘いだけでない充実した味
柿の木に十分日が当たるように
枝をのびのび広げ雑木に邪魔されぬように
さらにバリバリと辺りを切り開く。
柿の木
え?どれが?な感じでしょうけど
山にはこのぐらいいろいろ生えてて欲しい
刈りこんですっぽんぽんに実のなる木だけが生えている
ってのは、なんだかなーーー
逆光のピンボケですが
ヌルデの実、ではなく虫コブらしい
へーー
たくさん芽をつけているのは何の木?
何かいいもののなる木?
こうやって熱中して
春にばね指やったから
ちょっと早めに作業切り上げ
日の暮れる前に山から引き揚げ
箱罠に忘れず糠をまき
仕上げは見晴らしの良いスパへ
埃を浴びた頭を洗って
右手をしっかりもみほぐしておきました。
ああ、完璧